令和5年度高校生林業現場体験学習

 8月2日(水)午後、標記体験学習として、主催者である秋田県林業労働力対策基金・林業労働力確保支援センターの皆さんと地元高校生2名が弊社製材工場、チップ工場に来てくれた。
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▲ 製材所(皆瀬工場)では、兼子社長から製材加工事業は地域材の有効活用を図ることであり、地域需要に安定的に供給していくことが大事な使命であること等の説明があった。

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▲ チップ工場(稲川工場)では、兼子社長から広葉樹主体の製紙用チップ生産であること、被害が拡大しているナラ枯れ被害防止のための更新伐施業生産材の受け入れ先であること、チップ材はじめチップダストやバークまで全て貴重な森林資源として有効利用されている等の説明があった。

思うこと
  初々しい高校生の訪問は、企業にとって何とも嬉しい話題である。地域の未来を創造する原動力であり、将来を担う逞しい若者達である。人生をかけた職業について真剣に考える世代でもある。思い起こせば戦後復興期・高度経済成長期・安定成長期・バブル期を中心に、山村の若者達は職業を求めて、文化的な生活を求めて都会へと流出した過去がある。
 結果として、山村地域は過疎化及び高齢化や生活環境基盤の整備の遅れ等の問題を抱え、もはや限界集落・消滅集落が現実のものとなっている。
 しかし、見渡せば、そこには先人を含め地域が一丸となって育成してきた広大な、成熟した森林資源があり、ゆとりある生活空間があり、時代が求める循環型社会の実践の場が存在するのである。若者達がこの地域に定着して、心豊かな生活を営みながら山村経済を支え、貴重な森林資源を次代に繫いでいくという取り組みを支援する環境づくりが必要である。

若い高性能林業機械オペレーター

 国有林内における列状間伐施業が高性能林業機械を駆使して安全に、効率的に行われている。
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▲ チェンソーで伐倒された材はグラップル/バックホウによって森林作業道添いに集積される。集積された材はハーベスタによって枝払い・造材(玉切り) され、主に建築用材・合板用材・チップ用端材に分類し、集材される。当該現場ハーベスタのオペレーターKS君(29歳)、入社11年目、グリーンマイスター研修を経て、主に高性能林業機械オペレーターとして活躍している。山林部内でもトップレベルの技術者に育っている。

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▲ 造材・集積された材はフォワーダによって所定の集積場まで運材する。フォワーダのオペレーターST君(26歳)は入社6年目、グリーンマイスター研修を経て、主に高性能林業機械オペレーターとして活躍している。経験を積み重ね、安全で効率性の高い操作技術を習得している。日々頼もしい若者に育っている。

 思うこと
  「3K(きつい、汚い、危険)」と思われがちな林業が、じわりと若者の人気を集めているという。「昔は3割ほどだった離職率も、最近はぐっと下がってきている」という・・・。
 林業の担い手の若返り傾向の背景には、世代交代や雇用を促進する国の政策などに加え、林業自体に復調の兆しが見えていることも理由のひとつである。また、価格の下落で輸入材に対して競争力を持ったことや、戦後に植林され伐採に適した50年以上の樹木が全体の半数を超えるなど日本の林業は供給力が増えている。そして、木材を使った公共建築物やバイオマスでの利用など新たな需要も生まれているという現実がある。
  林業は、自然の中で働く喜びや森林整備を通じて人々の安全や環境を守る、大切な社会的意義のある仕事である。森林は二酸化炭素の吸収源でもあり、地球温暖化防止にも大きく貢献している。手入れが行き届いた森林は林内が明るく、生態系も守られ、水や空気を作り出し、人々に潤いを与える・・・林業には現代人が見失いがちな働くことの意義や仕事としての生きがいを見出せる力があるのかもしれない・・・

令和5年度 湯沢雄勝地域新規高等学校卒業予定者企業説明会

 6月26日(月)湯沢グランドホテルにおいてハローワーク湯沢が主催(県雄勝地域振興局、湯沢市、羽後町、東成瀬村、湯沢雇用開発協会が共催)する標記企業説明会が開催され、弊社も参加させていただいた。
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▲ 参加生徒数は地元の事業所に来春、就職を希望している翔北・雄勝校・羽後・増田の高校3年生71名、参加企業は湯沢市・羽後町の48社であった。設定された48ブースに高校生が訪問するという形式で行われた。1回当たりの訪問時間は25分、内企業説明が15分、生徒の質問タイムが10分の目安で、4回のブース訪問が行われた。会場は熱気いっぱいである。

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▲ 弊社ブースにも延べ3名の高校生が訪問してくれた。パンフや動画で事業内容を説明させてもらった。現代の高校生に地元産業である林業・木材産業界の仕事はどのように映っているのだろうか・・・

感謝
 この時期、地元企業にとって、地域の事業所に来春、就職を希望している高校3年生と面談し、事業内容をPRし、いろいろ意見交換できる機会を与えてもらえることは、大変意義深いことであり、主催いただきましたハローワーク湯沢、共催の県雄勝地域振興局、湯沢市、羽後町、東成瀬村、湯沢雇用開発協会に敬意と感謝の意を表したいと思います。また、実際に企画運営に携わっていただきました関係スタッフの皆さんに心より感謝申し上げます。お疲れ様でした。ありがとうございました。

  思うこと
 企業は人材がいるからこそ業務を果たすことができ、事業活動を続けることができる。人材不足の状態が長期化すると、従業員の人数に合わせて事業規模を縮小することを余儀なくされる等企業運用にさまざまな問題が生じてしまうのである。若者が地元企業に関心を向けない理由としてPR不足、接点が少ない、知る機会がない・・・ということが指摘されており、企業は先ず目を向けてもらえるような活動を継続することとあわせ、当該説明会のような企画に積極的に参加していくことが重要なことのように思う。実際に高校生と話をしてみると、就職に関して給料、休日数、福利厚生等の条件面もさることながら、より働きやすい職場環境や生きがい、働くことの意義等も職業選択の大事な要素のように思う。「企業は人なり」、人材は企業運営の根源である。されど、企業を選ぶのは人である。企業は人材を受け入れる諸条件の改善、職場環境の整備等に真剣に取り組んでいかなければならない・・・

令和5年 山林部の林業安全の日大会

 5月23日、弊社研修室において山林部(従業員37名)安全の日大会が開催された。
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▲ 兼子雅博社長開会挨拶の後、講師を招いての安全講習会が行われた。

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▲ 林業・木材製造業労働災害防止協会秋田県支部事務局長佐藤氏による安全指導講習である。大変ご多用中のところ、遠路お出でいただきました。ありがとうございました。

思うこと
 平成から令和に年号が変わる年の4月、民有林の素材生産現場においてチェンソー伐採作業の重大災害が発生した。現場状況からして発生原因は想像の域を脱し得なかったが、結果として職場の仲間を失うという何とも痛ましい災害であった。それは職場として二度と災害を起こさない、ゼロ災実現の意識を再確認する出来事でもあったのである。以来、毎年この時期に林業安全の日を設定し、山林部従業員全員が安全作業意識を共有すべく、安全指導講習を受講している。労働災害撲滅に特効薬はなく、こうした活動を積み重ね、ゼロ災を実現すべく、全員が真摯に向き合う姿勢こそ大事なのではないだろうか・・・そんな思いを実感し、共有するのが林業安全の日大会である。

令和5年度 人材確保情報交換会 “顔つなぎミーティング”

 5月17日(水)湯沢グランドホテルにおいて、雄勝地域振興局主催の令和5年度人材確保情報交換会“顔つなぎミーティング”が開催された。
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▲ 参加企業は30社、対するブースは学校参加者22と振興局外8である。前半は短時間のローテーションで企業が学校ブース全てを訪問し名刺交換を行うという流れである。

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▲ 会社紹介資料等により、熱く企業PRを行う。会場は熱気に満ちあふれている。

感謝!
 参加させていただいて、いつも思うことは、主催者は参加高校、参加企業との緊密な連絡打合せをし、取り纏め、タイムスケジュールの調整など大変な準備が必要であったと思う。雄勝地域振興局の皆さんの地域を思う熱い思いがひしひしと伝わる情報交換会であった。スタッフの皆さんに心より敬意と感謝を申し上げる次第です。お疲れ様でした。ありがとうございました。

思うこと
 企業における人手不足は、直接的に業務遂行に支障をきたすなど経営上の重要な課題である。企業では人的リソースの減少が事業継続に直結するため、重大な課題として捉えざるを得ないのである。今回の人材確保情報交換会への参加企業は製造業、建設業、農林業、医療福祉、サービス業等多種多様である。それぞれの分野で人手不足は顕著であり、とりわけ林業という分野では 「3K(きつい・危険・汚い)」のマイナスイメージをいまだに払拭しきれていないということもあり、若い技術者達がICT技術等により的確な情報を収集し、高性能林業機械を駆使してスマート林業に挑戦している現実をPRしていくことが重要なことのように思う。変化を恐れずに勇気を持って前に進むことが、すさまじいスピードで移っていく時流への対応力を高めることにつながると信じている。


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