令和3年度「横手J-クレジット」購入

 平成28年度から6年連続となる 「横手J-クレジット」を今年度も10t購入した。企業活動によって排出される二酸化炭素等の一部をオフセットしていくとともに、地域の山を守り育てていく活動に役立ててほしいとの思いから継続的に取り組んでいる。
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▲ 「横手J-クレジット」購入による森林貢献に係る証明書の授与式が2月21日、橫手市役所において行われた。横手市・森林組合森林吸収共同プロジェクト推進協議会の高橋大(横手市長)会長より兼子雅博社長に授与された。

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▲この楯が「横手J-クレジット」購入による森林貢献に係る証明書である。

思うこと
 弊社は林業・木材産業の総合会社であり、高性能林業機械や大型トラックの燃料(軽油等)及び製材所、チップ工場の電力等の消費によって大量の二酸化炭素等温室効果ガスを排出している。
 しかしながら、社業として再造林事業実績を確保していること、間伐等地域の森林整備事業を担当して森林機能の強化を図っていること、そして社有林(800ha余)の適正な管理を継続していること、加えて当該J-クレジット購入を継続することによって、企業としての目標であるカーボン・オフセット達成を目指している。
 横手市と横手市森林組合が「横手市・森林組合森林吸収共同プロジェクト推進協議会」を組織し、「横手J-クレジット」を活用した「横手の森林を守る活動」に取組んでいる。CO2をたくさん吸収してくれる森林を育てるため、植樹や間伐に力を入れ、地域の景観向上も含めた森林環境の保全に取り組んでいることに改めて敬意を表するものである。地域の林業会社として、できるだけの協力をさせていただきながら、住みよい環境と貴重な森林資源を次代に繋いでいくための活動を継続していきたいと思う。脱炭素社会実現に向けたささやかな企業挑戦である・・・
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雪山の間伐作業

 今冬は雪が多い。今日もしんしんと降り続けている。奥羽山脈の山懐に位置する素材生産現場の積雪量は2mを超える・・・
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▲ 先ず、間伐木搬出の効率性、安全性を確保するのための森林作業道が作設される

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▲ 森林作業道沿いは重機で雪掘りを行うが、重機が届かない離れた間伐木は人力で雪掘りをしてから伐倒する。待避場所の確保等もあり大量の排雪を必要とする。難儀ながら大事な作業である

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▲ 伐採木は森林作業道添いにグラップルにより集材され、追ってハーベスタによって枝払い、造材され、建築用材、合板材、端材に区分される

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▲ 造材された材はフォワーダによって搬出・集積される。白く雪化粧した丸太が用途別に並ぶ

思うこと
 現場は正に白銀の世界であった。雪が絶え間なく降り続け、重量感のある冠雪が重くのしかかり、時折視界を遮るように、吹雪の如く舞いながら落雪する。この現場は5人(20代2人、40代・50代・60代各1人)編成のチームで挑戦している。厳しい自然環境の中で、広大な事業地、急峻な地形等もあり、業務無線を駆使しながら現場内での情報を共有し、連携して安全作業を確保している。50代のチーム班長の指揮のもと、それぞれの担当作業を黙々と遂行している姿は何とも頼もしい。特に経験歴の浅い若者達が心身ともに逞しく成長していることを実感することができた。真冬の現場は凍り付くような寒さであるが、若者達の成長を感じて、何とも嬉しい、春近しの心境である・・・ 
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