令和3年度「企業と高校との人材確保情報交換会」

 6月23日(水)、雄勝地域振興局主催の令和3年度「企業と高校との人材確保情報交換会」が湯沢ロイヤルホテルを会場に開催された。
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▲ 雄勝湯沢・横手地区の11高校が21ブースを設定し、参加企業21社が設定されたスケジュールにより各10ブースを訪問して、高校の進路指導教員の皆さんと情報交換するという内容である。

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▲ 弊社からは専務と総務部長が参加した。会社案内のパンフレット等により事業内容、人員構成、経営指針、秋田林業大学校やグリーンマイスター研修による人材確保計画等を説明し、その後質疑及び意見交換が行われた。

思うこと
 今回、企画いただいた「企業と高校との人材確保情報交換会」は、企業の事業実態や具体的な人材確保に関する情報を地元高校と共有するという内容である。いままで具体的に取り組んできた経緯のない事項であり、画期的な挑戦であると思う。特に林業は「きつい・きたない・きけん」の3K産業と云われていた時代があり、高性能林業機械の普及等により生産性、安全性が飛躍的に進歩しているにもかかわらず、業界関係者以外の人達には、重労働が印象的な、かつての「きこり」イメージがまだまだ払拭されていないように思う。地元高校の進路指導教員の皆さんに現状をお伝えするとともに、生活環境保全上極めて重要な事項である森林整備の推進による健全な森づくりへの取り組みを理解していただけたのではないだろうかと思う。ハードなスケジュールであったが、心に残る有意義な情報交換会であった。

  コロナ禍での会議は、レイアウトの工夫、換気、仕切りの設置、マスクの着用、消毒の徹底など主催者は大きなリスクを抱えることになる。加えて初めての内容であり、タイムスケジュールの調整など大変な準備が必要であったと思う。雄勝地域振興局の皆さんの地域を思う熱い思いがひしひしと伝わる情報交換会であった。スタッフの皆さんに心より敬意と感謝を申し上げる次第です。お疲れ様でした。ありがとうございました。
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ウッドショック

 身の回りのさまざまな場面に広がっている新型コロナウイルスの影響は、木材が供給不足に陥り、価格が高騰するという“オイルショック”ならぬ“ウッドショック”の現象を引き起こしている。こうした中で当地域でも製品注文に供給が追いつかない状態が続いており、本社工場、院内工場とも毎日フル操業生産の状況である。
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▲ 注文に応じて工事現場に遅滞なく届けることが、地元工場の信用基準である

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▲ 定期的に注文いただいている板材を弊社の大型トラックが運搬する

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▲ 地域での少量ながら多種多様な材の注文に機敏に対応していくことは、地域に根ざした活動を続ける工場の使命である

 思うこと 
 国土の7割が森林なのに国産材は全体の4割ほど。輸入木材の方が多い。この輸入木材が値上がりしているから、大きな影響が出ている。価格高騰の背景は、コロナ禍で停滞したアメリカ経済が活動を再開し、木材の需要が高まっており、特に郊外に住宅を建てる需要が高まっているので木材の価格が上昇しているということである。みんなが欲しいから価格が上がり、奪い合いになる・・・記憶に新しい、コロナ禍でマスクが高騰して店頭から消えた事態と似ている。しかし、地域にお世話になりながら事業継続してきた弊社としては、できるだけ地域需要に応えていきたいし、価格についても従来の取引を重視し、できるだけ上昇は避けたいという思いである。こういう時にこそ、工務店、プレカット工場、製材業者、森林組合、林業事業体、森林所有者等が住宅の受注スケジュールや供給側の木材の在庫状況、価格、生産計画などを共有するシステムづくりが必要ではないだろうか。「人は有事の時に連携できる」という言葉を信じたい・・・
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