冬山間伐事業

 冬山シーズンとなり、雪を巧みに利用しながら、この地域ならではの搬出間伐施業を行っている。手入れが行き届いていない林分を適正な密度管理施業を行うことにより、将来が楽しみなスギ人工林に誘導していくことへの挑戦である。
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▲先人が懸命に育成してきたスギ人工林であるが、その後林令に適応した密度管理が行われておらず、下枝が枯れ上がって形状比の高い樹形となっている。

伐倒
▲立木間隔を見ながら、欠点被害木、生育不良木等を順次伐倒し、優良木を残していく。自ら選定し作業を進めていく。秋田林業大学校一期生Mさん(24歳)は経験を積み重ね、プロの技術者に成長している。

造材
▲グラップル/バックホウで集材された材はハーベスタによって枝払い・玉切りされる。径級や曲がり等を見ながら次々と用途別に処理される。入社後、グリーンマイスター研修を経て8年目のSさん(26歳)は現場の中心的なオペレーターに成長している。

土場集積
▲造材された材はフォワーダで運材し、グラップル/バックホウで土場に集積される。高性能林業機械を巧みに操るオペレーターは、入社後、グリーンマイスター研修を経て4年目のAさん(22歳)である。多様な工程に果敢に挑戦していく胆力を備えた素敵な若者に成長している。

当該生産現場には、紹介した若者の外に、ザウルスロボで広大な造林地内に森林作業道作設を担当しておいる現場総括責任者Tさん(52歳)とグラップル/バックホウで伐倒木を集材しているTさん(55歳)がいる。5人体制のチームは平均年齢36歳、ベテラン・中堅・若者が切磋琢磨し、円滑に作業をしているのが印象的である。

思うこと
 地域林業は長引く木材需要の停滞、価格の低迷の中にあって、森林所有者の投資意欲、経営意欲の減退は顕著であり、加速度的に山離れ現象が進んである。こうした中で優良な森林資源を次代に繫いでいくためのスギ等人工林の間伐施業は何としても継続していきたい内容である。社有林のみならず隣接する林分についても、所有者との合意形成を図りながら、一体的に実施してコスト低減に取り組み、少額ながらも利益還元していくことと、先人の思いを大事にしながら将来に夢を繫ぐ事業として挑戦していきたい・・・そんな思いである。




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R2湯沢雄勝☆みらいデザインU-17

 去る12月12日、湯沢グランドホテルを会場に令和2年度湯沢雄勝地域の高校生向け企業博覧会「湯沢雄勝☆みらいデザインU-17」が開催された。
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▲出展企業は弊社を含め18社、参加生徒数は地元5校、約270名である。会場は新型コロナウイルス感染防止対策が徹底され、換気対策や消毒液の設置そして全員マスク着用で粛々と行われた。

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▲ 弊社の会場ブース風景である。当日は兼子社長、総務部長、事業管理課長が会社の特徴、組織・部門概要、企業理念、各部門作業体系等についてビデオ等で紹介した。指定ブース訪問は1コマ20分で午前・午後で8グループが順次訪問する。

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▲ブース訪問し、説明を真剣に聞いている高校生の眼差しが印象的であった・・・

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▲ 今回も雄勝地域振興局 農林部 森づくり推進課の皆さんが応援に駆けつけてくれました。S課長からバイオマスチップ等多様な木材利用について、T主幹からは秋田林業大学校について説明いただきました。休日を返上して親身になってお手伝いいただきました。ありがとうございました。

思うこと
 高校生が進路を検討するために、地元企業やそこで働く人々の強みや魅力に触れる機会を提供し、視野を広げて将来設計に役立ててもらいたい・・・という主催者の思いがひしひしと感じられる企業博覧会に弊社も出展させていただきました。今回は新型コロナウイルス感染拡大の中での開催で、主催いただいた雄勝地域振興局スタッフの皆さんには、感染防止対策の徹底等で多くの配慮や工夫があったと思います。心より敬意と感謝を申し上げる次第です。本当にお疲れ様でした。すばらしい地域活動であると感銘を受けております。ありがとうございました。
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