出荷滞留原木の一時保管

 新型コロナウイルスの感染拡大により、経済全体の低迷が続き、国内外で木材需要が減少ししている。このような状況下、製材・合板工場の減産、原木在庫の増加、原木の入荷制限という事態が生じている。
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▲原木を出荷できずに林内に置いたままにしておくと、害虫被害等の発生等により品質が劣化し、出荷できなくなることが懸念される。舗装された一時保管場所への移動が急務である。

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▲スギ等原木丸太は弊社の舗装された雄平貯木場に保管する作業に取り組んでいる。

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▲原木丸太の出荷制限が続く中で、地域の林業事業体は広葉樹伐採更新作業にシフトしている。広葉樹材も製紙用チップ工場のストックヤードに置ききれず、雄平貯木場に一時保管している。

思うこと  
 地域をあげて、国産材安定供給体制の構築を目指し、生産性の向上等を実現すべく懸命に取り組んできたという歴史がある。森林資源が成熟していく中で、高性能林業機械の導入、若い技術者の育成等新しいシステム構築に挑戦を続けてきたのである。ここにきて、新型コロナウイルスの感染拡大等による木材需要の落ち込みは業界全体に大きな不安を投げかけている。是非にも地域の林業、木材産業関係者が課題を共有し、連携してこの危機を打破していくという取り組みが必要に思う。その延長線上に森林所有者と一体となった森林・林業の未来が創造できるのである。
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令和2年7月の安全衛生委員会

 7月6日(月)山林部、製材部、運輸部、チップ部の代表者と役員で構成される月例の安全衛生委員会が開催された。 今回は林業労働災害事例の検証と熱中症対策についてをテーマに情報提供、意見交換が行われた。
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▲月例の安全衛生委員会では労働災害防止のための事項と合わせ、自然災害、新型コロナウイルス、熊猪等の害獣、熱中症について等その時の身近な課題を取り上げ、対応意識を共有するよう努めている。広大な自然界での素材生産、4工場で担当する製材、チップ製造等、関係各部門が連携して、安全で快適な職場づくりをめざしていくために、地道な安全活動を続けていかなければならない・・・

 思うこと
 弊社は山林部を中心に製材、運輸、チップ等事業担当している林業会社である。ゼロ災の推進は如何なるものにも優先する重大事項であり、各委員は提出された案件の説明を真剣に受け止め、ミーティング等で周知徹底しなければならない。労働災害撲滅は役員、従業員の壁を越え、会社全体で共有すべきテーマなのである・・・
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