山行き苗木

 3月24日、社長、専務、担当課長で北秋田市の伊東農園を訪問し、今春に植栽を計画している山行き苗木の調査・確認を行った。
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▲クリ、カツラ等多様な広葉樹苗木を確保した。

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▲合板材等で需要が伸長しているカラマツ苗木の確保も重要なテーマである。

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▲5~7年生と説明があったハンノキ、カツラ等広葉樹造成地・・・旺盛な成長である。

思うこと
 林業経営の経済性を追求していくと、画一的な材を大量に生産できる単層林整備ということになるが、気象災害や健全性維持のリスクや保育管理等のコスト面に少なからず課題を抱えることになる。森林に対する要求も木材生産機能に限らず、水源涵養、土砂流出防備機能さらに保健休養機能等々多様であり、森林造成事業への挑戦も必然的に多様な森林づくりへと変遷していかなければならない。言い換えれば森林は針葉樹、広葉樹問わず多種多様な樹種が混交している状態が望ましいように思うのである。互いに切磋琢磨して、連携して、時代を創造していく人間社会がそうであるように・・・
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「横手J-クレジット」購入

 今年度も 「横手J-クレジット」を10t購入した。4年連続の購入である。高性能林業機械による素材生産時やチップ生産時のCO2排出量をオフセットしていくとともに、地域の山を守り育てていく活動に役立ててほしいとの思いである。
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▲ 「横手J-クレジット」購入による森林貢献に係る証明書の授与式が2月27日、橫手市役所において行われた。横手市・森林組合森林吸収共同プロジェクト推進協議会の高橋大会長(横手市長)より兼子社長に授与された。

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▲この楯が「横手J-クレジット」購入による森林貢献に係る証明書である。

思うこと
 横手市と横手市森林組合では「横手市・森林組合森林吸収共同プロジェクト推進協議会」を組織し、「横手J-クレジット」を活用した「横手の森林を守る活動」に取組んでいる。CO2をたくさん吸収してくれる森林を育てるため、植樹や間伐に力を入れ、地域の景観向上も含めた森林環境の保全に取り組んでいる。地域の林業会社として、できるだけの協力をしていきたいと思う。

東北地域カーボン・オフセット部門奨励賞を受賞

 去る2月19日、仙台市において東北経済産業局等の主催による令和元年度東北地域省エネルギー月間表彰式が行われ、弊社が東北地域カーボン・オフセット部門において奨励賞を受賞した。
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▲東北地域のカーボン・オフセットとしてモデル性が高く、手本となる取り組みであるとの評価をいただいた。

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▲エネルギー利活用、管理、省エネ、カーボンオフセットに意欲的に取り組んでいる企業等がそれぞれの分野で表彰された。カーボン・オフセット部門においては林業界から弊社が唯一の受賞であった。

思うこと
 弊社は高性能林業機械や大型トラックの燃料(軽油等)及び製材所、チップ工場の電力等の消費によって大量の二酸化炭素等温室効果ガス排出が想定される。 しかしながら、社業として再造林事業を強力に推進していること、間伐等地域の森林整備事業を担当させていただいていること、社有林の適正な管理を推進していること、加えてJ-クレジット購入によってカーボン・オフセットの目標達成を目指して取り組んできたことが評価されたのである。今後とも住みよい環境と貴重な森林資源を次代に繋いでいくための挑戦が続く・・・
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