緊急性の高い人工林の密度管理(間伐)
手入れの行き届かないスギ人工林が増えている。最近取得した社有林には適正な管理履歴のない林分が多い。できるだけ早い時期に密度管理(間伐)施業を行い、健全な林分に誘導しなければならない。

▲ 過密状態で形状比が著しく高い。ヒョロヒョロな状態の林分であり、雪害木も多く見られる。

▲ 蔓類の繁茂が著しい。スギ立木に巻き付いた藤蔓、上部で隣木にも絡みついている。

▲ 森林作業道作設のための支障木伐採作業。経験を積み上げてきた技と林業マンとしてのセンスが、安全で効率的な路線形を実現させる。

▲ ザウルスロボが路線形に添って支障木を木寄せしながら伐開、森林作業道を作設していく。
間伐施業を行うための先発隊の作業である。この後、ハーベスタ、フォワーダ、グラップルが合流して生産間伐が行われる。
思うこと
かつて、森林所有者自らが山に入り、除間伐や蔓切り、枝払いなどを行っていた時代があった。自然界で山仕事に汗すること、木々の成長を実感すること等に喜びと充実感があると目を細めて話してくれた人々がいた・・・最近は見かけることのない、遠い昔の風景である。人が手入れすることを前提に造成されたスギ等人工林は、手入れされず放置され、荒廃している林分が多く見られる。このことによって木材生産機能の低下は当然のこと、水源涵養等森林の持つ多面的な機能低下も否めない。加速度的に荒廃していく中で、森林のできるだけの健全化を目指して日々挑戦していかなければならない・・・

▲ 過密状態で形状比が著しく高い。ヒョロヒョロな状態の林分であり、雪害木も多く見られる。

▲ 蔓類の繁茂が著しい。スギ立木に巻き付いた藤蔓、上部で隣木にも絡みついている。

▲ 森林作業道作設のための支障木伐採作業。経験を積み上げてきた技と林業マンとしてのセンスが、安全で効率的な路線形を実現させる。

▲ ザウルスロボが路線形に添って支障木を木寄せしながら伐開、森林作業道を作設していく。
間伐施業を行うための先発隊の作業である。この後、ハーベスタ、フォワーダ、グラップルが合流して生産間伐が行われる。

かつて、森林所有者自らが山に入り、除間伐や蔓切り、枝払いなどを行っていた時代があった。自然界で山仕事に汗すること、木々の成長を実感すること等に喜びと充実感があると目を細めて話してくれた人々がいた・・・最近は見かけることのない、遠い昔の風景である。人が手入れすることを前提に造成されたスギ等人工林は、手入れされず放置され、荒廃している林分が多く見られる。このことによって木材生産機能の低下は当然のこと、水源涵養等森林の持つ多面的な機能低下も否めない。加速度的に荒廃していく中で、森林のできるだけの健全化を目指して日々挑戦していかなければならない・・・
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