令和元年度 高校生向け「企業博覧会」(湯沢雄勝☆みらいデザインU-17)

 去る12月14日(土)湯沢グランドホテルにおいて、企業等26社が出展、地元高校5校から約300人の高校生が参加して「企業博覧会」(湯沢雄勝☆みらいデザインU-17)が開催された。弊社も林業界唯一の出展をさせていただいた。
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▲ オープニングセレモニー、経営者応援メッセージ・・・会場は熱気に溢れている。

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▲弊社の出展ブース、今回は記録ビデオとパワーポイントを主体とした説明・・・

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▲1グループ10人ほどで指定ブースを訪問する・・・真剣な表情が印象的である。

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▲指定ブース訪問4回(各20分)が終了すると、自由ブース訪問2回(各15分) が行われる。真剣な眼差しの生徒達の後ろで温かく見守ってくれているのが、ブース応援してくれている雄勝地域振興局森づくり推進課の高橋主幹である。いつもありがとうございます。

思うこと
 少子高齢化や人口減少などがおもな原因となり、企業の人手不足は深刻な課題である。将来の地方を支える原動力、企業の可能性を創造する大きな戦力は若い力が担っている。魅力的な職場環境の整備や明確な企業理念、個性の尊重、達成感の追求等さまざまな方法で人材確保にアプローチしていかなければならない。そんな思いを少しでも地元高校生に伝えることができたら嬉しく思う。 地域の将来のために「企業博覧会」(湯沢雄勝☆みらいデザイン)という企画に継続して取り組んでくれている雄勝地域振興局のスタッフの皆さんに心より敬意と感謝を申し上げたいと思う。 お疲れ様でした!ありがとうございました!
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地消地産

 地域には材木町という名が残るほど老舗の製材工場が建ち並び、活況を呈していた時代があった。最盛期には地域において大小30数社が操業していたとのことであるが、間もなく住宅着工数の減少や建築様式の変遷等により木材需要は減少傾向を辿ったのである。今では数社が稼動しているに過ぎない・・・
 全国的には近代的な大型工場の進出が顕著であり、木材需要、価格が停滞している中で、中・小規模な製材工場は廃業の道を辿っている。森林・林業・木材産業は地域の地場産業であり、地域の皆さんのご支援をいただきながら、製材工場の灯を絶やさぬよう奮闘している。地域需要には地域生産で応えていきたいという「地消地産」の思いである。
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▲大挽き製材台車/大径の丸太が大挽きされる

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▲丸鋸ツインソー/角材挽き、乾燥材の修正挽きを担当する

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▲木材乾燥機/材長8mまで対応可能、KD材が主流の時代である

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▲プレナー/羽柄材はほとんどプレナーがけでの納品が求められている

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▲配達業務/ユーザーの注文に応じて速やかに配達するというのが地場の強みである

思うこと
 「地産地消」とは、「地元で生産されたものを地元で消費する」ということがコンセプトであり、地域産業や経済の活性化の一つのツールとして位置づけている。しかし、弊社製材業の経営について考えると、地域需要のあるものを地域で生産して供給する「地消地産」の取り組みの方がアクティブであり、忘れてはならない消費者ファーストの考え方のように思う。
 地域は高齢化、人口減少、経済活動の脆弱化等により、新設住宅着工戸数は激減しているものの、住宅リフォームを含め、潜在的な木材需要量は存在する。この需要に対応していくことこそ地域貢献活動の基本であると思う。周囲を見ても非常に厳しい経営を余儀なくされている製材業であるが、何とか乗り越えて活性の道を探っていきたいものである。
偉大な企業経営者の「社会奉仕が先、利益は後」という言葉が思い浮かぶ・・・「儲けは後からついてくる。先に社会に貢献し、お客さんに奉仕しろ」という教えなのである。
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